ジェラートという名前
2009.03.09(月)
ジェラートの元の名前は「スージー」です。
「スージー」って名前も可愛いし、
「スージー」または「スーちゃん」と呼んだときの反応もとても良く、
また、木曽三川でのゲームによって「スージー」で覚えてくれてる方もいたので
そのままにしてあげたい気持ちもあったのですが、
事情により、いろいろ考えた末、新しい名前をつけさせていただきました。
事情というのは・・・
すぐ近所に同じ名前のワンコがいたことです
その子はシェルティのミックスでやはり保護犬。
痩せてて骨川筋衛門というイメージからスージーってつけたんだって。
小さくて可愛くて、我が家の庭にも良く遊びに来てました。
少し前に引越して行ってしまったけど、今もそこには叔父夫婦が住んでいて
ときどき遊びに来ます。
だから私達の中では、スージーというとその子のイメージが強すぎるのです。
もともと、保護犬のスージーを迎えようと思ったときに、新しい名前で我が家での
第2の人生ならぬ犬生をスタートしてもらおうと思っていました。
今までにどんなことがあったのかわからないけど、幸せになってもらいたいと思って
で、いろいろ名前を考えました。
バジル、オリーブ・・・という流れにこだわらず、幸せで明るいイメージの名前。
で、候補ナンバー1となったのが「フェリーチェ」
イタリア語で「幸せ」とか「嬉しい」という意味
バジルやオリーブもイタリアンなイメージだからイタリア語っていいんじゃな~い!
でも、BCRNの方々に経緯をお聞きしたところ、
スージーはこれまでもあまり辛い思いをしてきたわけではないらしいということ。
実際スージーに会って一緒に暮らしてみると、とても元気で天真爛漫な子。
これなら無理に「幸せ」とかにこだわる必要ないかなということになりました。
で、なぜ「ジェラート」なのか・・・
実は「ジェラート」は前々から次の子を迎えたらつけたいと思っていた名前。
ジェラートとはいわゆるイタリアのアイスクリーム。
乳脂肪分低めのさっぱりしたもので、アイスクリームというよりはミルクシャーベット
って感じに近いのかな。
映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンがスペイン広場で食べているのが
ジェラート。あれを買うシーンではちゃんと「ジェラート」って言ってるのね。
ちなみにHiro坊、「ローマの休日」が大好きです
ジェラート・・・明るく陽気なイメージのイタリアにちなんだ爽やかで美味しいもの・・・
バジル・オリーブにも通ずるでしょ
実際に会ったスージーが我が家のイメージにぴったりの明るく元気な子で
「あぁこの子なんだなぁ、私達が出会いを待っていた子は・・・」と感じたので
「ジェラート」に決めました。
ジェラートってちょっと男の子っぽい感じだけど、ボーイッシュなのは嫌いじゃないし。
オリーブだってボーイッシュで、ブー太郎って呼ぶの好きだったからね
それでもなお最後まで迷ったのが「フェリーチェ」。可愛い感じで響きもいい。
でもそこでまた新たに判明したことが・・・
友人の愛犬の血統書名が「フェリーチェ」だとか・・・
私達にとって血統書名は普段あまり気にもしないものだけど、
アジリティーにも出ている方なので血統書名はとても身近なもののはず。
だよね?NAOさん。
ということで結局「フェリーチェ」は、さようなら~
それともうひとつオマケ話が・・・これは「スージー」って名前についてね。
実は大会仲間でスージーってあだ名がついちゃった方がいるのです。
それも話によると、我が家にスージーが来たその日に栄町でついたとか・・・
その方とは、J隊仲間としていつもご一緒している総裁さん
みんなのポイントとかよく覚えてて、数字に強いから「数爺」。
でスージーなんだって。
ちなみに、数爺の命名はアンジー・チャブママだそうです。
ということで、やっぱ「スージー」のままじゃいられない運命にあったのね~
・・・と、紆余曲折ありましたが、晴れて「ジェラート」となりました。
嬉しいことに新しい名前もすぐに覚えてくれて、
「ジェラート」または「ジェッちゃん」と呼ぶと飛んできます 。
可愛いです♪
はじめまして、ジェラートです!
2009.02.21(土)
実はこの1ヶ月間の我が家には、もうひとつ大きなご報告があります。
10年ぶりに新しい家族が増えたのです。
名前はジェラート。3歳半の女の子です。
ジェラートは10月半ばにBCRN(ボーダーコリー・レスキュー・ネットワーク)
で保護され、3ヶ月ほど預かりのご家庭で大切にしていただいた後
里親希望を出した我が家にやってきました。
飼われていたブリーダーさんがご病気になられたため保護されたとのことでした。
ジェラートを迎えるにあたっては本当にいろいろ考え悩みました。
始まりは10月下旬、ネット上でHiro坊が見つけ、魅力を感じたことからです。
もともと1年半ほど前から、バジオリが元気で一緒に遊び回れるうちに
次の子を迎えたいと思っていました。
仔犬を・・・というのが普通に漠然と考えていたことではありますが、
そこに出会ったのがジェラートです。
「元気で遊び好きな毛の短い女の子です」
そんな紹介文と、エヘッ!という表情をした顔写真、そして預かりの方の
書いてくれる生活ぶりに、里親希望を出してみようという気になりました。
そんなときオリーブが病気になってしまったのです。
もちろんオリーブの状態によっては、全くの白紙にするつもりでした。
でも幸い経過も良く、長期的にやっていけそうだということだったので、
正式に里親に応募し、家庭訪問等を経て、我が家に来ることになりました。
ジェラートが我が家に来たのは1月25日(日)
この日からがトライアル期間。
でも会ってすぐから私達の心は決まったも同然でした。
そのいちばんの理由は、バジオリとの相性がとても良かったということです
家での暮らしも、はじめから3頭の誰もが気負うことなく、とても自然でした。
そこにいるのが当たり前であるかのように、なんの違和感もなかったのです。
実はジェラートを迎えに行く前の晩、バジオリを前にHiro坊が話をしました。
「明日スージーちゃん(ジェラートの元の名前)っていう子が来ます。
3歳半の女の子です。これから家族として一緒に暮らしていこうと思ってるから、
仲良くしてあげてね。オリーブはちょっと体が辛いこともあるかもしれないけど、
よろしくお願いね!」
バジオリはとても神妙な顔して真剣に聞いていました。
なんか笑っちゃうかもしれないけど、本当に話をわかってくれたように思います。
ジェラートはオリーブのことが大好きで、よく寄り添って寝ていました。
一方、バジルとは楽しい遊び友達になったようです。
オリーブが調子悪くなってからも、何一つ邪魔することなく自然に過ごし、
オリーブが元気を出して遊ぶときは、3頭で一緒に上手に遊びました。
バジルとオリーブとジェラート、3頭一緒に過ごしたのはほんの2週間でしたが
とても充実したいい時間を過ごすことができたと思います。
そして2/7(土)午前中、BCRNスタッフの再訪問を受けて、ジェラートは正式に
我が家の子になりました
そう、2/7はバジオリの誕生日であり、夕方にオリーブが旅立っていった日です。
全てが重なったその日は、あらためてとても大切な日となりました。
ジェラートについての様々なことは、またこれから書いていきたいと思います。
まずは我が家の子になるまでの経緯をご紹介しました。
ジェラートは甘ったれで部屋ではまったりですが、外に出ると遊び好きな元気な子。
ちょっとお笑い要素を持った感じのところも我が家にぴったり 。
これからジェラートのことをどうぞよろしくお願い致します!
ありがとう、オリーブ!
2009.02.18(水)
できるだけサラッと書こうと思います。
2月7日(土)夕方、オリーブが虹の橋を渡っていきました。
この日はバジオリの誕生日。
オリーブは頑張って10歳の誕生日を迎えてから旅立っていったのです。
この日記に前回書いたのが1月中旬。ちょうど1ヶ月前。
このときはまずまずの経過で、筋トレに励んだり川に入っちゃったりと
とにかくとても元気で楽しそうだということをお伝えしました。
ところがその10日後ぐらいから、服薬しているにもかかわらず症状が出てしまい
その症状を抑え栄養吸収するための治療と体力との闘いとなりました。
そして10日間ほど頑張った後、オリーブは旅立っていきました。
正直、こんなに早い別れは微塵も考えてもいませんでした。
うまく薬と付き合って長くやっていけるものと思っていました。
調子が悪くなったときでさえ、これは調子の波のひとつであり、すぐ上向くものと
思っていました。現に先生方も皆そう思ってくれているように感じました。
更に調子が悪くなっても、ここを乗り切って、併用を始めた免疫抑制剤が効けば
きっと良くなる、オリーブならどんな状況になっても必ず復活できると信じていました。
頭の片隅では最悪のことを予想していながらも、それを上回る希望を持っている・・・
家族ってそんなものなんでしょうね。
ただ正直、あんなに元気で活発で何でも先回りし、何でも出来たオリーブが
自分の思うように動けなくなってきたり、最期近く呼吸が苦しそうになってきたときは
これ以上苦しい時間が長くなるのも可哀想なのかなという思いにも至りました。
最期は、横になっていても苦しそうだったので、Hiro坊が抱いてあげたその数分後、
ふっと旅立っていきました。
Hiro坊の腕の中で 「いくなら今だな・・・」って自分で思ったかのように・・・
でもオリーブはいろんな意味で本当に幸せだったと思います。
いつも何をするにも明るく元気で楽しそうで、そして本当に一生懸命で・・・
とにかく全力で生き抜いたという感じです。
オリーブの犬生は本当にギュッと濃縮された素晴らしいものだったと思います。
そしてディスクに出会えたことがオリーブにとっての最高の幸せでした。
本当にバカがつくほどディスクが好きでした。
ものすご~く下手っぴだったけどね。
ディスクのおかげで最後の最後まで瞳を輝かせていられました。
亡くなるおよそ5時間前にも庭でディスクを咥えていました。写真も残っています。
それほどまでに好きで夢中になれるものがあったなんて、本当に幸せな子です 。
オリーブのおかげで私達の生活は本当に楽しく充実していました。
ディスク大会で大きな音にトラウマを抱え、走れなかった時期もあったけど
試行錯誤しながらもオリーブと共にみんなで頑張ってそれを乗り越えたとき、
辛かった日々など忘れるような大きな喜びを味わうこともできました。
本当に元気で、可愛く、賢く、面白く、とても優しい家族思いの子でした。
ワンコってこんなにも気持ちが通じ合えるものなんだなと思わせてくれる子でした。
Hiro坊にとっては、まさに苦楽をともにした絆の深い相棒であり、
私にとっては振り回されっぱなしの可愛いやんちゃ息子のようでした。
オリーブ、この10年間本当にありがとう!
あなたがいてくれたお陰で、私達はいつも楽しくとてもとても幸せでした。
オリーブのいない家はとても静かでとても寂しいけど、
いつも元気でいつも楽しそうだったオリーブのためにも、
また家族みんなで楽しくやっていきたいと思っています。
・・・というか、実際今早くもそうやって頑張ってマス!
オリーブが亡くなってからの日々は、本当に皆様の温かさが心に沁みました
たくさんの淡い美しいお花が、心を癒して柔らかい気持ちにさせてくれました。
一番辛い最初の数日、皆様からたくさんの優しさをいただいたおかげで
立ち直るのも早かったんだと思います。
明らかに元気なかったバジルも今は元気復活しました
バジルにはキャビン母さんやオリーブのぶんまで長生きして、
ものすごい妖怪目指してもらおうと思います
それには私達もいつも明るく元気でいたいと思っています。
本当に皆さん、温かい心をありがとうございました。
この場を借りて、あらためてお礼申し上げたいと思います。
そして、ここを訪れてくれる皆様の中にも、この1ヶ月私が登場しないことで
ご心配下さった方々がいらっしゃることと思います。
そんな皆様には、なかなかお知らせできずにいたことをお詫びするとともに
お心遣い下さったことを心からお礼申し上げます。
この日記等にはこれからもオリーブやキャビンの話題も書いていこうと思います。
だって姿は見えなくなったって、その存在は永遠だからね
あなた達のことは決して引きずるんじゃなくて、これからもいろんなところに
明るく一緒にいてもらおうと思います。
サラッと書くつもりがやっぱり長くなってしまいました。
最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
そして最後にもう一度・・・ オリーブ、本当にありがとう!
ようこそ、スージーちゃん♪
2009.01.25(日)
今日スージーちゃんが我が家にやってきました。
いや、ちゃん付けはおかしいかな?多分、おそらく、きっと、我が家族になるはずなんだから・・・
スージーはBCRN(ボーダーコリー・レスキュー・ネットワーク)で保護された子です。
預かり先のパパ&ママさんが連れて来てくれたときの第一印象は・・・可愛い♪
少し一緒にいると・・・良い子ね~♪
そしてバジル&オリーブと会わせてみると・・・なんか全然違和感ないじゃん♪
とてもいい感じ。
帰りの車の中でもSAでも誰もが気負うことも自然な様子。
正式にはまだだけど、今日からあなたは我が家の子だよ!
ようこそ、スージー♪